福祉住環境コーディネーター協会解散

  平成31年3月31日で福祉住環境コーディネーター協会が解散するそうだ。

  協会員には関連団体の紹介をするとホームページに書いてあったが、役割を終えたともあり、いつかは忘れ去られて行くのだろう。職能団体の維持というのは大切だなと思う。

 

  福祉住環境コーディネーター介護保険誕生と同じ頃、高齢者福祉の象徴のように資格取得が流行った。福祉住環境コーディネーター2級相当であれば介護保険の住宅改修の意見書を書いてもよかったので、ケアマネジャーと同時に試験を受けた人は多かったのではないか。実際、居宅訪問に行った時に頂いた名刺に、福祉住環境コーディネーターの名称を入れている専門職は時々見かけた。

  介護保険制度施行から20年、高齢者は年々増えているのだから、住環境整備の需要はまだあると思われるが、何事にも大きなお金をかけられない時代、トップダウンの環境整備ばかりでなく、ボトムアップ的な人の教育や介護される対象者の能力アップが求められるようになってきたのかなと感じた。