ドクターズカルテ、看護記録、PTのカルテと、リハ前には見るものが多い。
時間があるからだと思うが、新人のカルテは冗長迂遠だ。と言うと、言葉の意味がわからないと言われる。そこからかい!とツッコみたい気持ちをグッと抑えて、長いの、と一言。
これは実習のせいもあるかも知れない。SOAPで簡潔に書ければいいのだが、現在の10年超えのキャリアを持つ指導者は、学生時代は長いレポートを詳しく書くのをよしとされて来た。業務が忙しいので自動的に短く書かざるを得なくなっていくのだが、そこまで至るまでが長い。下手すると数年かかっている。そういう意味では最近のレポートなし実習は現実の業務に即していて良くなったなと思う。が、新人を見ているとどうも収斂されていない。
何故か?
経験不足は仕方ないが、コロナ禍で実習時間が足りていないのだ。
これはヤバし。
とにかく場数を稼ぐしかない。となるとやっぱり数年かかるのだ。状況が変われどやることは同じということか。
セラピストのSOAP 本は私が知る限りは一冊しかないが、カルテの書き方は概論的なまとめ方がかなり難しい。
見学させながら説明を口にしつつ、その後でカルテ記入させると、私が言ったことが逐一全部書かれていてガクッと来た。あなたの評価は、アセスメントは…?!いや、ここで凹んでも仕方ない。まだ5月だ、5月。