今週のお題「赤いもの」
むかーしむかし、Windowsがxpだったころ、添付ソフトに毛が生えた程度の描画ソフトを気に入って使っていた。
水彩画っぽい混色が出来ることと、当時としては使い勝手も良く、まだプロユースだったペンタブまで買おうかと思ったくらいいいソフトだったが、時代の流れには逆らえず、ハードを変えると使えなくなってしまった。当時はそういうソフト(今で言えばアプリ)が多かった。ハードを変えると全部買い替えなので、使い慣れた物と同じ物がまず手に入らなかった。
dos-vからmac に乗り換えたのも、Windowsのあれやこれやに嫌気がさしたからだ。アップデートの弊害なのか、安定して使えない。ポップアップ広告が多すぎて作業に支障が出る。mac はそういうのがない。
で、今に至ってもあの頃使っていたペイントソフトに勝るアプリには出会えていない。
無料アプリでもお絵描き程度ならそこそこの機能の物はあるのだが、手足のように使えていたあのソフトには及ばない。
何が気に入っていたかって、夕焼けがすごく綺麗に描けたのだ。
空のグラデーション、茜雲、ぽっかり浮かぶ月、遠くまで続く草原。見たことも無いくせに、見てきたように描けた。
赤い草原に黄色い夕陽がマスキングする、あの色の感じは、今の高性能なペイントソフトでは出せない。出来るのだろうが、使いこなせない。
秋の夕暮れは創作意欲をそそるが、道具がない。
色筆ペンあるから、リアル水彩でやってみようか。