ちょっとうつっぽい日々

 世の中捨てたもんじゃない、という言葉は救いのようであるが、どうもウツウツしてる時に使うものらしい。悩みがある時というのは、周囲からの情報を処理しきれなくて、混乱しているような状態ではないかと思う。悩みがない時の方が、周囲が見えていなくて、足元も見ずに突っ走っていることが多い…ような気がする。

 人の家の芝生は青く見える。人のやっていることは何だかよく見えてしまうものだ。饂飩屋さんでカレー饂飩食べている人がいると、ついつい後から入ってきた人もカレー饂飩を頼んでしまうという実験をテレビでやっていたことがあったが、この間外食していた時も(カレー饂飩ではなかったが)、後から入ってきた人も皆私が食べているものと同じメニューを頼むので思わず苦笑いしてしまった。人の食べているものは美味しそうに見えるらしい。自分の好みに自信がない証拠かも知れない。それとも単純な欲求の産物だろうか。

 行く方向が見えると、周囲を落ち着いて見られるようになる。私も拠り代を見つけたか。人の食べている物が美味しそうに見えなくなった。行く道は一つ。但し反証可能性は残しつつ(笑)
 心理テストをやったら『人のように出来ない』とコンプレックスを持つように誰かに仕向けられている、んだそうで。当たってるかも。