買い物狂想曲

  一回の買い物は、カートを使わず、カゴに持てるだけと決めている。一杯入れると重い。筋力的には5kg位は持てると思っているが、ただ持てる、と言うだけでなく、落とさずに安全に取り回せるというのもポイントだ。何せ自転車なので。

  それでも、あれやこれやと買うと結構な額になっていることがある。こんなに買ったら明日は買い物に行かないで置こう…と内心思っても卵が切れてしまったりする。

  一般のスーパーで無添加やら有機やらを買うのは難しいし、高い。かと言って激安スーパーで海外産の添加物山盛りの加工物を買うのは怖い。何年か前に中国から輸入していた餃子の加工日が、販売されていた日の一年以上も前だというニュースをやっていて、冷凍食品の消費期限がどれだけいい加減かということを思い知った。一年以上も持つ食品って、缶詰くらいしか思いつかない。冷凍食品にはなるべく頼らず、生の野菜や肉、魚を買って料理するようにしている。面倒は面倒だけど。

  安全で安いもの、は中々手に入りにくい。それでも成分表示を頼りに、新定番品を見つけようと頑張ってみる。その分いろんな店を回らなければならないが、仕方ない。厳密にやり過ぎてもストレスが溜まるので、適当に。何しろ、消化力もデトックス能力も落ちている。食べてるかと主治医は聞くが、食欲はそんなにない。食費もそんなにかからない。無理ない範囲でいいものを選びたい。

  今日のお昼は無塩せきベーコンと博多アスパラのチーズ巻き。国産アスパラは海外産より太くて皮が柔らかく、捨てるところが少ない。安いものの落とし穴は、買ってみたら意外と廃棄部位が多かったり、美味しくなかったりすることだ。分量を少なくして安くしていたりなど、メーカーも色々やってくる。最近は値段だけで物を選ばなくなった。消費者も賢くならないと。