ヘタレの筋トレ:その2

  このブログのカテゴリ”リハビリ”は、OTである私が、患者さんに対してするリハビリ、という意味だったが、自分が病気をしてしまったので、自分がするリハビリに関しても適用してしまっている。

  私も患者には違いないので、まあいいか。

  

  基本的に自分がしんどいのは嫌なので、耐久限界を超える運動はやらない。理学療法士は筋オタが多いので(偏見ではなく本当に多い。ムキムキのスタイル抜群なお兄さんが3割はいると思う。女性は、ムキムキはいないけど、細い人が多い)、筋力を増強するにはややきつめのトレーニングでないと効果がないと、ゲシゲシ筋トレをやっている&勧めている人が多いが、私はバリバリの文系なので、ホワーンとした運動しかやらない。

  それだとあまり筋肉は付かないので、術後そろそろ一年も経とうかと言うのに、腰痛や臀筋痛に悩まされている。一旦落ちた筋肉は簡単には戻って来ない。良質のたんぱく質を摂るのも大切だが、運動はもっと大事だ。

  無理なくできる運動というと、やっぱり家事になる。家事の中で運動強度が高いものは、掃除、洗濯、洗い物。掃除なら風呂掃除、但し筋力が低い人は浴室内転倒に注意して欲しい。石鹸がついた手で浴槽に手をついて洗っていて滑り、胸を強打したことがある。手すりが付いていても危ないので、浴槽の水は全部抜いて、少量の洗剤で、浴槽の中に入って洗うことにしている。中腰になったり伸びたりするので、いい運動だ。洗濯干しも身体が伸びたり縮んだりするのでいいストレッチになる。洗濯物を伸ばすときに力を入れてしっかり伸ばすと瞬発力も鍛えられる。洗い物は、大きな鍋を洗うと、全身運動になる。家事は定期的に必ず発生するイベントなので、必然的に筋トレできる。

  何事もやりすぎると面倒臭くなるので、時間のかかる家事は適度に自動化するのもいいかと思う。歳を食うと目も悪くなるし、体力も落ちてくる。床に落ちている髪の毛や、浴室のちょこっと生えたカビなんか見えていない。そうでなくても現代は人一人がやらないといけないことが多すぎる。

  楽できるところは効率的に楽した方がいい。