鉄過剰症

 血清鉄が正常値に戻ったので、鉄剤の過剰摂取をこれ以上続けると鉄過剰になる可能性がある。

 もし癌が残っていて鉄を大量消費している状態であれば貧血は治ってこないだろうから、そういう状態ではないと推察する。

 フェリチンは貯蔵鉄なので、血中に鉄があれば放出は控えめになる。

 本来必要な鉄は一日10mmg 程度と言われているので、これまで飲んでいた27mmg×2錠もの鉄は要らないだろう。

 鉄過剰になると、内臓に鉄が蓄積され過ぎて色々障害が起きて来るらしい。不要な分はある程度代謝されるようだが、本来鉄は一部排泄はされるものの、体内で再利用される代物だ。となると、吸収がいいとされているフェロケルを過剰に摂り続けるのは余り良くなさそうだ。

 ひと瓶今のペースで飲み切るつもりだったが、さらっと計算してみると、一日に2μg/mlは血中に蓄積されるようなので、このまま一ヶ月続けると正常値の上限を超えてしまう。

 今日から27mmg を1錠にしてみることにした。所要量は一日10mmg、摂取量上限は40mmgなので、必要充分だろう。

 実は統計の母体となる集団そのものが貧血気味なのではないかという懸念を述べている人もいるようだが、今のエビデンスに基づいて判断する方が妥当だろう。

 そもそも、日本の製薬会社が同じ薬を作ってくれていれば、病院で出してもらえるのにとも思うが、ないものは仕方ない。

 

 ちなみに瓶には一日一個と書かれている。また、ディアナチュラの鉄サプリにも書かれていたが、18歳以下は飲めないようだ。私の場合は結果オーライだったが、やり方としてはよろしくない。

 サプリにも副作用がある。専門家に相談の上、慎重に利用しよう。