私自身もパート職員で、生活もそれほど楽ではないので、衆院議員の一日在職100万円歳費は羨ましい限りだが、考えてみれば、議員ほど不安定な職はない。選挙で落ちればその日から無職である。だから保険に、というわけでもないが、国会が開けば夜中でも審議があることがあるし、一度国難となればとことん働かなければならない、労働基準法無視な職業だ。
暇暇で歳費をもらっている訳ではあるまい。
何故これほど槍玉に上がるのかと言えば、やはり今の税収に見合った歳費ではないのではないかと考えられているのではないだろうか。
税が足らなきゃ上げればいい的な感じでじわじわ上げられてきた消費税のこともあるだろう。
みんな給料が上がらない所に、コロナがトドメを刺した。
なのに国会議員だけお給料変わらないってどうよ、という国民感情なのだと思う。
橋下さんが大阪府知事だった時、橋下さんはちゃっちゃと自分の給料をカットしてしまったが、この方は本業があるからそれができたのだろう。報酬として妥当であれば貰って当たり前なのではないかと思う。職業の責任に比してということだ。
だから無料サービスが当たり前のような、割引が当たり前なような風潮になってしまう。
皆貧乏なんだから下げましょうは分かる。が、本来貰えるはずの報酬が貰えないとなると、世間一般にも割引の空気が蔓延して来ないか。
先に巷の所得を上げて欲しいのはヤマヤマだが、プロの仕事なら報酬はちゃんと貰っていいと思う。
追記 11/19
自民立憲が日割りで合意したようです。
他にも切り込むところはあるとメディアは鼻息荒いですね。交通費とか?
まあ、国民のために節約していただきましょう。
その前にちゃんとお給料貰えるように税金の財源になる我々のお給料も上げて欲しいですね。