また出会ってしまった

 もう年だから、お迎えが来るから、忙しいのに悪いから。

 そういう理由でリハビリを拒否する高齢者。

 最近よく出会う。

 その度に説得に使う手は、「どんなに歳を取っても生きていれば痛いところは痛いし、動けなくなったら自分もしんどいけど、介護する人が苦労する、何より高齢だからって自分の身体を粗末にしたら、草葉の陰でご両親が嘆いてですよ」大概の高齢者はこれで納得してちゃんと動いてくれるようになる。90歳でも、お父さんとお母さんの影響力は偉大だ。

 ただ、認知症の場合は記憶が保持出来ないので毎回同じことを言う羽目になるのだが。

 

 しかし、健康が最も効率の良い節約だと分かっていない人がなんと多いことか。

 何なら定期的に病院にかかる一病息災の方が、重病を早く発見出来て良いのかも。