小鳥の飼い方

 スマニューでこんな記事を読んだ。

 

https://friday.kodansha.co.jp/article/259362

 

 小鳥ブームか、ってその小鳥じゃなくてドラマの中の西島さんの事らしいが、スマニューの記事の方は気軽に買って飼いきれず放鳥してしまう人がいるという話だ。だから首都圏でインコの群れが目撃されたりするのだな。

 かつて鳥飼だったので、小鳥ブログや動画は好んで見ている。今となってはもう飼えないと思うのは、やはり体力の問題だ。鳥は綺麗好きなので、カゴの掃除や水浴びは毎日やる。温度にも敏感なので、エアコンは年中つけっぱなし、冬場はヒーターも別にいる。ウチの子は壺巣が好きだったので(皿巣好きの子もいるので個体差ありか)、いい匂いのする国産壺巣を探し求めてペットショップを梯子していた。当時一個300円程度だったが、年々値上がりして、700円くらいになっていた頃もあった。お気に入りの餌も10年くらいの間にどんどん値上がりした。それでも店としては続かなかったのか、近所に数軒あったペットショップが次々閉店し、その頃我が相棒も身罷った。

 世間が鳥飼には厳しくなってきたなと思ったので、飼育はやめた。その年、国試に受かり就職した。やはりそういう機会だったのだろう。

 とここまで書くと苦労話のようだが、可愛くて、幾らでもお金をかけたくなってしまうという話だ。美味しそうな餌があれば買ってしまうし、良さそうな牡蠣からがあれば自分で乾燥させて砕いて食べさせる。養成校時代は心配で遠方の実習地から0泊で蜻蛉返りしたこともある。

 命あるものは必ず別れがやってくる。

 妄想かも知れないが、眠っている時に時々顔や頭の上にもふもふが乗っている。いつまでいるのだろう、もう生まれ変わって幸せになりなよ、と思うのだが、それはあちらの自由かも知れない。

 

 鳥に限らず生き物と一緒に暮らすには、規則正しい生活と清潔、財力に根気も必要だ。幾久しく末長く。どちらかのの命が尽きるまで。できれば送ってあげたいが、そうでない場合もある。万が一の場合、託す相手は予めお願いしておこう。愛すべき相棒が路頭に迷うことのないように。