働き方を考える

 就業中はなんともないが、20時ごろになると非常に眠い。耐えきれずごろ寝で眠ってしまうのだが、片付けも翌日の準備もしていないので、1時間ほどで起きなければならない。これは休日でも同様なので、仕事で疲れているからではないようだ。

 

 相変わらず週休3日の生活だが、今の体には合っているかも知れない。とは言え、いつまでたってもこのままでは老後の蓄えを作れないので、週休2日生活を目指して活動を始めた。

 収入の確保は最優先だが、通院できないと困るので、休みが動かせないといけない。今の職場は休みの取り方が比較的自由なのでいいのだが、立場としては非正規なので、収入が足りない。ただでさえ病気が増えて通院回数も一回あたりの検査費も多くなっているので、せめて人並みの収入がないと生活の維持が難しい。

 どんな働き方ならいいのか、他の人はどうしているのか、ネットには余り具体的な情報がない。

 どうしたものかと情報検索していたら、ハローワークで長期療養者に対する支援業務をやっているというリーフレットを見つけ、電話してみた。

 状況を説明し、どういう働き方がいいのか、他の人たちはどうしているのか聞いてみたかった、と尋ねると、担当者は「それは人それぞれなので」と仰った。

 私自身も支援者の側なので、「みんな」がどうしているかと聞くのは野暮なのだと分かってはいる。統計上は7割の癌罹患者が職業の喪失や収入の減少を経験しているというから、「みんな」の状況はあるとは思うが、参考になるかどうかはわからない。

 援助のシステムはあるが、多くは初期のもので、数年経てば自助努力だ。傷病手当が切られた時の不安感は半端ではなかったし、体力に合わせてというのも自分の身体ながら心配ではある。どこまでなら出来るのかもわからない。

 主治医はもう大丈夫でしょうと言ってくれるものの、週5日勤務が出来るのか…もう走り出してしまったので、今更引けはしない。やってみるしかない。

 

 相談員の方は、「今のこの時期だから、出来るだけ今の職場に留まった方がいいとおすすめしてるんですが、求人も多いし、キャリアもあるし、頑張りましょう」と言ってくれた。

 温床にぬくぬく浸かって、甘い言葉に甘えて、のんびりしすぎていたようだ。

 背中を押してもらえたので、新天地を目指して、活動して行こうと思う。