ニュースアプリのガン関連記事:お金のこと

  ニュースアプリで記事を読んでいるが、クリックするたびに分析されているのか、健康やガン関連記事がおススメによく上がる。専門家のアドバイスや経験者のブログ、参考になるなあと思うものから、これは読んでもしょうがないなと思うものまで、色々ある。闘病も、人それぞれ。合わない記事もある。

 

  お金関連の記事は、傷病手当や高額医療の給付金の解説が多いが、面白かったのは、漫画で初回の入院料を払った時のことを書いた作品だ。そうそう、上限87430円と書いてあるけど、食費や個室代、借りた病衣なんかは別料金なので、10万近くて大変だったと描いてあり、私もそうだったなと思い出した。(高額療養費について、協会けんぽのリンク https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3020/r151

  集中治療室は個室代はかからないが、術後の経過によっては個室利用になることもある。病衣もパジャマの着替えがなかったりすると借りなければならないので、パジャマの替えや腹帯の替えは多めに準備しておく方がいい。私は体液の浸出が多くて、1日に何度も着替えた。

  お金は入院費だけでなく、着替え、ティッシュやビニール袋、ハンドクリームや化粧水、飲料水など色々なものに必要になる。入院や手術の保険に入っていても、治療にめどがつくか、通院が終わってからでないと貰えないので、10万円前後のお金はすぐ出せるところにあった方がいい。土日に退院の時は「次回受診時でいいですよ」と言ってくれることもあるが、手元にお金がないと色々焦る。

 

  高額療養費制度と一緒によく記事にされているのが傷病手当制度だが、働いている時の2/3のお金を支給してくれる。当面の生活はなんとかなるが、貯金は全くできない。お金のことよりも身体を治す方が先でしょと言われそうだが、今は良くても10年後はどうなっているかはわからない。元気で頑張れているか、再発してのたうちまわっているか。このブログをはてなダイアリーで始めた10年前、10年後はどうしているだろうと書いていた。まさかこんな病気になっているとは思いもしない。

  病気になったからと言って10年後がないとは限らない。明日のことも10年後のことも、考えておかないといけないのだ。