日曜討論:NHK

  今、テレビでガンをテーマにした番組をやっている。病気の経験を誰もが知る機会を提供する番組がどんどん増えて欲しい。

  誰もがガンになるかも知れない世の中だが、そう思いもしていない人、ガンに関して知識のない人が多いんだなあということが、なってみてよくわかった。

  患者になって最初に対峙しないといけないのは、症状や痛みだが、2番目は周囲の人達の病気への無理解だと思う。

  珍しくない病気とは言いながら、実際には自身のこととして実感できないのがガンなのだ。

  ほとんどの人には、思いやりのある優しい言葉をかけていただいたが、中には一生忘れないと誓ったほどの酷い言葉もある。無理解からくるものだろうから、言った本人は全く意識していないと思われるが、知らないなら知ろうとしないとダメなんじゃないかと思う。無知ほど罪なことはない。