「術後一年経ったのでカメラしときましょうか」
来た。
術前にもやったが、でかい病巣が鎮座していたので、腸壁が破れるかも知れないと言われ、事前に飲む下剤を飲まずに実施した。実際カメラの通った時の激痛は忘れられない。
ああ、もう行かない(これ以上奥までカメラが入らない)という主治医の言葉を遠くに聞いた時には既に痛みと苦痛で意識朦朧としていた。その日は歩くことが出来ず、車椅子だった。
次回は絶好調、とまではいかないまでも、普通に生活出来ている中での検査である、が、憂鬱には違いない。
検査はCT、超音波と色々有るが、これが一番大ごとだ。2時間かけて下剤を飲む。時間がかかるのも嫌だし、気持ち悪いのも嫌だ。
腹かっさばいといて貰ってこんなこと言うのもなんだが、なにより恥ずかしい。背に腹はかえられぬとは言うけれど。
検査としては一番確実なのも確かなのだが…嫌だ〜。