げっそり

  一年ぶりの大腸カメラ。

  前回は腸を塞ぐほどの癌があったため、腸管洗浄剤を飲まずに浣腸だけでやった。痛いし苦しいし体力は消耗するしでフラフラだったが、今回は腸管洗浄剤を飲んでトライ。美味しくない腸管洗浄剤を2リットル近く飲み、水も1リットルくらい飲んだ。トイレは20回近く行き、ああ、この先は書かないでおこう…。

  カメラ自体は前回より楽にすんだが、ギャーギャー騒ぎすぎて先生に笑われた。反応が若いねえ、なんて言われたが、自分の歳を考えるとかなり恥ずかしかった。

  中は何にもないよー、と言って頂け一安心。来週は超音波検査だ。これで一山超えられるか。

 

  大腸ガンステージ2の5年生存率は86%とか。限りなく3に近い2と言われていたのでもっと低いかも知れない。5年まであと4年。5年を超えれば再発の心配はぐっと減るという。

  宇宙戦艦ヤマトの各回の最後に出ていた、地球滅亡まであと◯日、をドキドキしながら見ていたが、指折り数えるのもそわそわする。時間が経つのは即ち歳を取ることだし。今日が一番若いのには違いない。そう思うと、自分の本当にやりたいことってなんだっただろうかと考える。

  仕事は、病気になってクビになった時点で意欲を失った。サービス残業もしまくっていたが、無意味だとわかった。身体を壊すほど働いてはいけないのだ。何より、人を治療するのだから、自分が健康でなければ意味がない。身体を壊さない働き方を考えないといけないと思う。