説明する立場、される立場

 変な夢を見た。

 カンファレンスで病状説明をしていて、話している相手に激怒される夢だ。

 現実でも説明に納得できない患者家族にクレームを言われたことは何度でもあるし、障害受容が難しい患者さんへの説明が難航したケースは多々あった。

 でも今回は夢である。

 フロイトは夢に深層心理の根幹を求めたが(理論は難解である)、そういう感じで考えると、自分のアプローチの方法に自分で疑問を呈していることになる。

 自身が受診する立場で病院に赴いた時、検査技師さんに「どうですか?」と聞くと「先生に聞いてくださいね」と言われる。但し、リハビリの場合はセラピストが見解をある程度は説明してくれた。

 リハビリの場面で質問された時、あるいはプログラム実施時に何故これを行うのか説明する際、どこまで踏み込んでいいのか。

 神経心理検査は医師が行って結果を医師が診断するのが通常だが、現場ではさまざまな職種が用いている。

 そして結果はセンシティブな場合が多い。

 

 最近のケースで、状態を単独で説明しないといけない場面があった。恐らく、その説明の方法に悔いる部分があったのだろう。

 表層に現れない心理が夢に出てくることはあるようだ。

 インフォームドコンセントについて、今一度方法を検討してみないといけないなと思うが、これって熟睡できてないよな…と、自分の心理状態のメンテナンスをする方が先のような気もした。

 何か美味しいもの食べよう…。